獣医師におすすめの削蹄用グラインダーは変速式グラインダーに限る!
牛の臨床をやっている獣医師であれば、蹄を診る機会も少なくないと思う。
特に乳牛をメインに診療にあたっている獣医師であれば、その機会は多くなると思う。
趾皮膚炎(DD)や趾間ふらんであれば、薬剤の塗布や抗生剤などで対処できるが、蹄底潰瘍や白帯病であれば、削蹄は必須であると思う。
削蹄鎌や刮削刀で治療を行う先生も多くいらっしゃるが、治療頭数が多かったり、つなぎ牛舎の牛、特に前肢の削蹄はとても蹄が硬く、よく切れる刃でなければ、削蹄するのが困難なこともある。
削蹄にあまり慣れていなくとも、グラインダーを用いた削蹄であれば、硬い蹄であっても容易に削蹄することができる。
実際、私も機能的削蹄をグラインダーで終わらせて、病変部を大雑把にグラインダーで削切し、残りの手直しを削蹄鎌で行っている。
ところが、’’削蹄用’’グラインダーというものは存在せず、工業用のディスクグラインダーに削蹄用ディスクやコンクリートの研磨用ディスクをつけて使用している。
自分用の削蹄用ディスクグラインダーやディスクが欲しいけど、何を買えば良いかわからないという人に向けて、おすすめのディスクグラインダーとディスクについて紹介したいと思います。
削蹄用ディスクグラインダーは可変式ディスクグラインダーを買え!
ディスクグラインダーは可変式のディスクグラインダーがおすすめです。
一般的なディスクグラインダーは10,000rpm以上のものが多く、回転速度が非常に速いものが多いです。
そのようなディスクグラインダーで削蹄を行うと回転速度が速すぎて削蹄においては上手に削ることができないことがあります。
自分がおすすめするディスクグラインダーは、
- 100mmのディスク対応
- 可変式でコード式
- マキタもしくはハイコーキ
であることです。
それではおすすめする削蹄用グラインダーを紹介したいと思います。
HiKOKI(ハイコーキ)製のG10VE2
実は自分もこのハイコーキのG10VE2を使用しています。
実売価格は2万円ちょっとで安価なグラインダーと比較すると少し高価になりますが、ずっと使うと考えるとそこまで高いものでもないと感じています。
色々おすすめポイントはあるのですが、細径で直径56mmで重量も1.8kと軽量使用になっています。
なんと言っても、回転数が2,800〜10,000rpmまで調節可能であるというのが特徴です。
削蹄が容易に行えるだけでなく、削蹄鎌をディスクグランダーで研いだりするのにも使用できますし、自分も実際に使用しています。
どれか一つおすすめをと言われれば、G10VE2を買っておけば間違いないと思います。
マキタ製のGA4041C
こちらも先ほどおすすめしたG10VE2と同じく実売価格は2万円ちょっとで、自分自身G10VE2とGA4041Cどちらを買おうかとても悩みました。
マキタ好きなら、こちらのGA4041Cを購入しても間違いないと思います。
回転数が2,800〜10,500rpmとハイコーキのG10VE2と比べて、わずかながら高回転にて使用することができます。
一方で、重量は2,4kgとハイコーキ製のものと比べ、0.6kg重たいため、少しデメリットかなと感じています。
ハイコーキ製のものもマキタ製のものもどちらも品質においては間違いないものなので、好みのものを買えば問題ないと思っています。
削蹄に利用できるディスクはBSすみっこサンダー コンクリート用 粒度#40
削蹄用ディスクは専用で発売されていますが、とても高価で1枚のディスクで6〜7万円ほどします。
削蹄師であればこのようなディスクを使用することで素早く削蹄することが可能ですが、獣医師はここまで高価なディスクは必ずしも必要ではありません。
自分は削蹄用ディスクの代用としてBSすみっこサンダー コンクリート用 粒度#40というものを使用しています。
このディスクでも獣医師が治療のために使用する程度であれば、十分に使用できます。
値段も1,000円程度と安価です。
他のコンクリート用のディスクに比べて、端っこでも削切できるため、病変周囲も上手く削切することができます。
もし削蹄用のディスクがなく、まず自分で買ってみる場合には、このディスクを非常におすすめします。

