広大な土地を有する北海道ですが、北海道の人口のほとんどが札幌近辺に集中しています。
札幌から遠く離れた場所に勤める場合には、僻地手当や特地勤務手当というのが給付される事があります。
現在、私も僻地に勤めているため、会社から僻地手当が支給されています。
そこで今回は、
- そもそも僻地手当とは?
- 僻地に勤める際に苦労することは?
- 僻地で暮らすには手当がいくらあれば足りる?
ということを僻地に住んでいる私の実体験を交えて、お話ししたいと思います。
私の詳しいプロフィールは、『【プロフィール】就職で北海道に!とんでもない田舎だった…』をお読みください。
そもそも僻地手当・特地勤務手当とは?
離島や山間部など、生活を送る上で不便な地域に勤務する職員に支給される手当であり、地域によって変わり本俸の約4〜25%が支給されます。
現在、私自身も特地勤務手当を会社から本俸の8%が支給されています。
金額で言うと、ひと月で約数万円の支給になります。
今の僻地で勤務す前は、僻地手当もプラスで支給されて、なんだかラッキーと思っていましたが、もちろん良いことばかりではありませんでした。
僻地で暮らすのは大変でとてもお金がかかる
僻地に暮らす前は、病院やスーパーが遠くて不便するくらいかなと思っていましたが、不便するだけでなく、予想外に出費が増えました。
北海道の僻地は車が必須!日用品を買いに行くのも大変!
北海道でも札幌のように交通が発達した都市であれば、車は不必要かもしれませんが、僻地に暮らす場合には車は一人一台必需品になります。
車は所持しているだけでとても金食い虫ですが、僻地でスーパーに食品や日用品を買いに行くのにも数十キロかかります。
往復のガソリン代だけでもかなりの出費になります。
そして僻地のスーパーですが、もちろん品揃えや品質はあまり良くないです。
また値段も平均的かもしくは少し割高です。
一回札幌に出るだけで僻地手当が全て飛ぶ!
広大な北海道ですから、僻地から札幌に出るだけでガソリン代、高速代だけでもかなりの出費になります。
それにプラスして札幌に出るだけでかなり時間を要するので、1日で用事を済ませて帰ることはほぼ不可能です。
そのため、札幌に出る=泊まりということになるので、宿泊費もかかります。
一度札幌に出るだけで、僻地手当が全て無くなってしまいます。
飲みに行くのも基本的に泊まりか代行!
僻地から街に飲みに行く場合、運転できないので基本的に泊まりか代行になります。
代行もかなり高いので、今では街で飲む=泊まりという風になりました。
ちょっと飲みに行くだけで1万円以上は必ずかかってしまいます。
残念ながら僻地の病院は医療のレベルもかなり低い!
僻地にも病院はあり、大変ありがたいことですが、残念ながら医療のレベルはかなり低いです。
なにか特別な持病や病気を患っている場合には、札幌の病院に行く必要があります。
出産や子育てを機に僻地での仕事を辞めて、都心に移住するという人も非常に多いです。
僻地に就職するのは特別な理由がない限りおすすめしません!
ここまで僻地で暮らす大変さを書いてきましたが、特別な理由がない限り、僻地で勤務するのは基本的にお勧めできません。
私も今の職業柄、僻地に勤めていますが、それでなければ僻地に住む理由は特にありません。
また僻地手当は本俸に対する割合として支給されるので、若手の方が支給額は少ないです。
20代や30代の方が友人の結婚式や遊びに都心部に出る事が多いと思うので、より出費が嵩みやすいと思います。
私は現在数万円ほど支給されていますが、10万円ほど支給されてようやくデメリットを補えるのではないかと思います。
もし僻地に就職を検討している人の参考になれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。