北海道の安いガソリンスタンドといえば、モダ石油やオカモトセルフが挙げられると思います。
道外ではあまり耳にしないガソリンスタンドですが、道内では多くの地域で店舗展開されています。
そして同じ地域の他のガソリンスタンドと比べても、かなり安い値段設定になっています。
そのため、中には品質は大丈夫なのかと心配になる人もいらっしゃるかと思います。
そこで今回の記事では、
- モダ石油やオカモトセルフのガソリンはなぜ安いのか?
- ガソリンの品質に問題はないのか?
- 実際に普段給油しているがどうなのか?
と言うことについて、お伝えしたいと思います。
モダ石油やオカモトセルフのガソリンはなぜ安い?
ではモダ石油やオカモトセルフのガソリンはなぜ安いのでしょうか?
ガソリンの価格を決める大きな要因としては、①原油価格、②為替、③地域、④人件費が挙げられます。
ガソリンの価格は原油価格と為替の影響をもろに受ける
国内のほとんどのガソリンは、海外から輸入された原油から精製されています。
そのため、どのガソリンスタンドであっても原油価格と為替の影響はほぼ等しく影響を受けます。
数年前まではレギュラー100円だったのに、今は200円近くするなんて言っているのを聞いたことがある人は多いんじゃないでしょうか?
地域による価格差は、製油所からの距離に影響を受ける
先ほども書きましたが、国内のガソリンは、海外から輸入された原油を製油所で、重油、軽油、ガソリンなどに分けられます。
その後、精製されたガソリンは製油所から各ガソリンスタンドに運ばれるので、製油所からの距離が近ければ安く、遠ければ高い値段設定になっています。
要するに製油所から遠ければ、ガソリンを運搬するコストがかかるので、その分価格に影響が出るということです。
企業努力で人件費を抑えて、ガソリンの値段を安くしている
これまでの、原油価格、為替、地域に関しては、どのガソリンスタンドも同じように影響を受けてしまいます。
一方、人件費に関しては、企業努力次第で抑えて、ガソリンの値段を安く販売することができます。
最も身近に体感するのは、セルフ給油の方が価格が安く設定さているということではないでしょうか?
モダ石油やオカモトセルフのどちらもセルフ給油のところばかりですよね。
そしてガソリンの値段を決めるのはもちろん経営者ですので、薄利多売の戦略を取っているガソリンスタンドほど安価な価格設定になっています。
モダ石油やオカモトセルフなどの格安ガソリンの品質は大丈夫?
〇〇のガソリンはいい。
〇〇のガソリンはダメ。
なんて1度は聞いたことがある人も多いと思います。
モダ石油やオカモトセルフのガソリンの品質は大丈夫なのかということですが、これに関して、全く問題ありません。
どのガソリンスタンドで給油してもガソリンの品質自体にほとんど差がないからです。
このことについて、説明したいと思います。
ガソリンのメーカーと販売店について
ガソリンのメーカーとしては、ENEOS、出光昭和シェル、コスモ石油などがあります。
これらのメーカーからガソリンを卸してもらい販売する販売店があります。
代表的な販売店に関して、
ENEOSには、日本石油、三菱、ゼネラル、ESSO、Mobilなど
出光昭和シェルには、出光興産、昭和石油、シェルなど
コスモ石油には、キグナスなどが挙げられます。
これらの販売店はメーカーからガソリンを卸してもらい、そのガソリンを販売しています。
ちなみにモダ石油は出光興産から、オカモトセルフは店舗によって異なりますが、ENEOSから卸してもらっている店舗が多いです。
実はハイオクガソリンの貯蔵タンクは約20年前から共有されていた!
2020年6月に毎日新聞から『ハイオクガソリンの貯蔵タンクは約20年前から共有されていた』という衝撃的な記事が掲載されました。
つまりどのメーカーのハイオクもごちゃ混ぜで貯蔵されていたので、メーカーや販売店は違ど、品質に関しては全く同じものになります。
PBスタンドや無印スタンドのガソリンスタンドはなぜ安いのか?
ガソリンの販売店に関しては、先ほど挙げたENEOSや出光昭和シェルなどの元売り系ガソリンスタンドと呼ばれるのに対して、大手元売りのマークを掲げていないPBスタンドや無印スタンドと呼ばれるガソリンスタンドが存在します。
このPBスタンドや無印スタンドのガソリンは、少し安い値段に設定されています。
ガソリンメーカーは原油を精製し、ガソリンや灯油、重油などに分けて販売を行っています。
その過程で、ガソリンが余ってしまうことがあり、ガソリンは長期保管が難しいため、通常より安価でPBスタンドや無印スタンドに卸しています。
そのため、PBスタンドや無印スタンドのガソリンは一般的に安く販売されていることが多いです。
モダ石油やオカモトセルフの格安ガソリンは混ぜ物がされている?
確かにガソリンの値段があれほど安くなっていると、消費者からすると少し怪しく、ガソリンに混ぜ物なんかしているんじゃないかと気になりますよね。
しかしガソリンの品質には問題ありません。
なぜなら日本のガソリンの品質はJIS規格によって定められています。
そして品格法という法律で、石油元売り系の販売者に関しては1年に1回、PBスタンドや無印スタンドに関しては10日に1回、品質の検査を受けることが義務付けされています。
品質に異常のあるガソリンを販売していると、営業停止などの罰則が課されるため、現在営業しているガソリンスタンドに関しては品質が認められているガソリンということになります。
普段からモダ石油やオカモトセルフでガソリンを給油しても問題なし!
私自身も普段から、モダ石油やオカモトセルフで給油することが多いですが、これまで問題だったことは一度もありません。
どこのガソリンスタンドで給油したとしても、元の貯蔵タンクが同じなため、それもそのはずです。
日本中どこのガソリンスタンドで給油しても、品質には差がないということなので、安心して給油することができますね。
北海道で給油する際には、安心してモダ石油やオカモトセルフなどの安いガソリンスタンドを利用されてみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。