なりたい職業ランキングでもよく上位に入る獣医師ですが、小さい頃から、もしくは中学生や高校生で、獣医師を志している人も多いのではないでしょうか?
獣医師になるためには大学受験で獣医学科に進学しなければなりませんが、獣医学科に受からなさそう、もしくは不合格だったという人も多くいると思います。
そんな中、どうしても獣医になりたいという気持ちがあり、浪人して獣医師を目指そうという受験生もいるのではないかと思います。
私も現役時代獣医学科を受験したものの、話にならず、ほぼ記念受験のようなもので終わったことを覚えています。
そこで今回は、
- 獣医志望者の予備校選び
- 来年獣医学科に合格するためにやるべきこと
についてお話ししたいと思います。
私の大学受験のひどい有様に関しては、『【獣医を諦めるな】獣医学科志望の底辺浪人生の不合格体験記【大学受験不合格】』に書いてあるので、ご覧ください。
獣医学部専門予備校は必要か?獣医志望者の予備校選びについて
獣医学科志望者の中でも、国立大学志願者と私立大学専願者がいると思います。
私は国立大学志願者でしたが、正直、国公立の獣医学科に詳しいという予備校や進路指導者はあまりおらず、どの予備校も情報は大差ないと思います。
一方で、私立獣医学部関しては、獣医学部専門予備校に関して詳しく、大学ごとの傾向や対策をしてくれるようです。
獣医学部専門予備校は学費が非常に高額ですが、私立専願で良いという場合、金銭的にも余裕のある家庭が多いと思うので獣医学部専門予備校に通うというのもありかと思います。
ちなみに、私が浪人時代に通っていた予備校は大手予備校の河合塾と駿台でした。
講師は通う校舎によって変わるのでなんとも言えませんが、個人的にテキストは河合塾の方が良いように思います。
予備校のクラスはできるだけ上位のクラスに入るのがおすすめ
大学受験予備校では様々なクラス分けがされており、志望大学や志望学科によってクラスが異なります。
予備校もビジネスなので、できるだけ多くの予備校生に通ってもらう必要があるため、様々な学力の生徒を受け入れています。
そのため、学力ごとにクラス分けをしている予備校が多いです。
例えば、医学部志望のクラスもいくつかにクラス分けをしており、下のクラスに入った場合は次の年の合格率は数%とも言われていました。
無理をしてレベルの高いクラスに入る必要はないですが、少し頑張ればついていけるのであれば、レベルの高いクラスに入ることをおすすめします。
クラスごとに全く雰囲気が異なり、レベルの高いクラスは教室の雰囲気もよく、評判の良い講師に当たりやすいです。
ちなみに、クラスによっては入るために前年度の予備校の試験結果などで判定されることもあり、現役時代に模試もろくに受けていなかった私は上位のクラスには入れませんでした。
下のクラスに入っても消してめげずに頑張ってください。
予備校が始まるまでにやっておくべきこと
獣医学科を目指す人で過去の私のように全く学力が足りず、一年間予備校で勉強すればなんとかなると思っている人もいるかもしれません。
先に言っておきますが、予備校の授業を受け身に聞いているだけでは絶対に合格できません。
予備校が始まると講義数はとても多く、ついて行くだけでとても大変だと思います。
そのため予備校に入る前に事前準備として、単語などの暗記はやっておくとその後の理解力は格段に異なります。
単語帳などの暗記はだらだらやらずに10日くらいで覚え切る
現役時代にろくに勉強せず、シス単と呼ばれる英単語帳をずーっとカバンの中に封印していました。
単語帳というと、中には1日10単語や20単語ずつコツコツやると良いよという人もいますが、これには私は大反対です。
急激に学力が伸びる人で英単語帳をずっと広げている人は見た事がありません。
10日ほどで単語を覚えだけの日を設けて、とにかく単語を詰め込み、その後は長文を読んでアウトプットに注力する方が勉強効率は格段に良いです。
私が浪人時代に利用していた単語帳は、『ドラゴン・イングリッシュ必修英単語1000』という単語帳を利用していました。
この単語帳は誰で知っている単語は載っておらず、ちょうど大学受験生に必要だけどあやふやになりがちな単語だけを載せてくれているので大変よかったです。
予備校の講義が始まると、単語帳を覚える時間はほとんどなく、講義の理解度も落ちてしまうので必ず先にやっておくべきです。
予備校の講義を受ける時に必ずやること
高校の授業ではちゃんと復習して覚えるようにと言われる事が多いと思います。
予備校でも先生の言ったことを聞き漏らさないようにして、ちゃんと授業で受けて、しっかり復習すればいいと思っているかもしれません。
それは当然大切なのですが、予備校では復習よりも予習がとても大切です。
予備校は予習7割復習3割!予習がとても大事!
予備校では次の講義にどこまでやるのか必ず事前に分かります。
そのため、次の講義の内容を全て理解するつもりで全力で予習してください。
講義はほんのおまけ程度で、理解を広げたり、わからなかったところを聞きに行くというような感じで利用するべきです。
その後、予習の段階であやふやだったところだけ復習すれば良いと思います。
いくら先生の言うことを一言一句聞き漏らさないように集中して授業を受けたとしても、予習が中途半端な状態で講義を受けると、漫然と聞いてしまい、集中して聞くべきところ、自分が本当に理解できていないところというのが把握する事ができません。
一方で、十分に予習していけば、先生の言っていることに心の中で頷きながら授業を受ける感じになるので、とても楽で受けていて面白いと思います。
なので、予備校の講義はとにかくしっかり予習していってください。
浪人してでも獣医になりたいという人はとにかく最後まで諦めないこと
私のようにめちゃくちゃバカでも、大学に入学してから、浪人して苦労して合格したという人は何人もいます。
むしろ、大学受験は楽勝だったという人はごくわずかで、大なり小なりみんな苦労して獣医師になっています。
そして共通しているのがとにかくみんな諦めずに最後まで頑張ったという人が多いです。
もし来年、浪人してでも獣医を目指そうという人はぜひ諦めずに最後まで頑張ってください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。