北海道といえば、日本でも有数の豪雪地域であるとともにとんでもなく寒い地域です。
厳しい冬の時期には、マイナス20度を下回る日も少なくありません。
そんな北海道でお勤めされている社会人の方であれば、冬の間、会社から寒冷地手当が支給されている場合が多いと思います。
私も北海道に住み、社会人として会社に勤めており、実際に寒冷地手当が支給されています。
詳しくは、『【プロフィール】就職で北海道に!とんでもない田舎だった…』をお読みください。
そこで今回は、
- 北海道で寒冷地手当がいくらあれば足りるの?
- 北海道での寒冷地手当の相場と支給される期間は?
ということについて、実際にかかっている費用とともにご紹介したいと思います。
寒冷地手当(暖房手当、燃料費手当)の支給月は11月〜3月まで支給される事が多い
暖房手当や燃料費手当とも呼ばれる寒冷地手当は、多くの企業で11月から3月までの間の5ヶ月間支給される事が多いです。
これは住んでいる地域や企業によっても異なることもあると思いますが、公務員なども冷え込む5ヶ月間支給されることが多いようです。
実際に私も勤めている会社からは11月から3月の5ヶ月間支給されています。
では実際に暖房をつけている期間はこの5ヶ月かというとそんなことはありません。
私の住んでいる地域は、公務員の基準で1級地と呼ばれる最も冷え込む地域に属していますが、10月でも付けることはありますし、5月のゴールデンウイークあたりまで暖房をつけることも珍しくありません。
正直、支給月だけでは不十分だと感じています。
北海道の国家公務員の場合、寒冷地手当1級地の支給額は月14,580円
支給される金額は企業によって異なると思います。
場合によっては支給されないという企業もあるようです。
北海道の独身の国家公務員で、寒冷地手当が1級地の場合は月14,580円支給されるようです。
他の2級地、3級地などはこれよりも支給額は低くなるようです。
私の場合も公務員と同様に会社から月14,580円支給されています。
他の会社に勤めている友人は寒冷地手当として、11月に数十万支給されるそうです。
私の場合は、月14,580円×5ヶ月で年間72,900円支給されています。
年間7万円ちょっともお給料にプラスして貰えるなんていいじゃんと私も住む前は思っていましたが、実際にはこれだけでは全然暖房費用は賄うことはできていません。
実際にかかる暖房費(灯油代)は寒冷地手当では全然足りない!
では実際に灯油代はいくらかかるのかということですが、私の場合はおよそ月16,500円程度かかっています。
私は、独身・一軒家・FF式ストーブ・冬場はつけっぱなし(不在の時には省エネモード)、日中は仕事で不在という感じで、あまりガンガン炊いているというタイプではありませんが、それでも月16,500円はかかっています。
内訳としては、灯油5L/日×灯油代110円/L×30日で月16,500円程度と言うような感じです。
寒冷地手当が月14,580円出ているから差し引きで月2000円程度の手出しかと思われるかもしれませんが、もちろん寒冷地手当にも税金課されるので全く足りていません。
寒冷地手当が月14,580円支給されたとしても年収600万円であれば、税引き後の手取りでは月11,200円程度になってしまいます。
私の場合ですと毎月5,000円程度お財布から捻出しなければなりません。
実際に月16,500円の灯油代を寒冷地手当で補うなら、年収600万円の場合、月21,500円程度支給されなければ家計から捻出しなければならないと言うのが現状です。
それだけ北海道などの寒冷地で暮らすと言うのはお金がかかると言うことになりますね。
北海道に移住、就職、転勤を考えている人がいたら、冬の燃料費はかかると言うことは覚悟しておくべき
私自身、道外の出身で、正直、北海道に住む前は暖房費は節約すればなんとかなるかなぁと考えていました。
実際、私は他の人よりもそれほど暖房をガンガン焚いているタイプではありませんが、それでも寒冷地手当では賄い切れないほど暖房費がかかっています。
実際に、冬の間、暖房を付けずにと考える人もいるかもしれませんが、まず暖房を焚かずに過ごせる気温ではないのはもちろんですが、室内の水道管が凍ってしまう可能性もあるので必ず暖房を付けないわけにはいけません。
アパートではそのような水道管の破裂を防ぐために、入居者は冬の間暖房を必ず付けっぱなしにするように言われます。
いづれにせよ、北海道などの厳しい寒冷地で住むということは大変お金がかかるということを頭に入れてから移住した方が良いと思います。
北海道に来てから本当に春が待ち遠しくなりました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。