「獣医さんってどのくらいお給料もらってるの?」
「今獣医学生なんだけど、実際にどのくらいの給料なんだろう?」
このように疑問に思っている方も少なくないと思います。
今回は、そんな方に向けて、
- 現在、北海道で働く産業動物獣医師がいくらお給料が貰っているの?
- 北海道の獣医師の独特の手当や残業代ってあるの?
ということを包み隠さずお話ししたいと思います。
是非こちらの記事を最後までお読みください。
私は現在、北海道で、産業動物獣医師として働いております。
詳しくは、『【プロフィール】なぜ産業動物獣医師である私がブログを書いているのか?』をお読みください。
獣医師の平均年収はおよそ500〜600万円程度
ネット上では、獣医師の平均年収はおよそ500万円から600万円程度だと言われています。
しかし、このような統計は、
- 母数が少なすぎること
- 獣医師の職域が広いこと
- 中央値が大きく異なるであろうこと
などからほとんど意味を成していないように感じています。
またネットで調べてみても、獣医師の所得がどのように推移していくか具体的に書いてあるものはほとんどありませんでした。
そこで、実際に、産業動物獣医師として働いている私の給与所得を公開したいと思います。
北海道の産業動物獣医師の月々の額面と手取りの推移
私の月々の給与所得の推移は、上のグラフの通りになります。
続いて、給与の推移や手当について、説明したいと思います。
初任給については、『【新卒/1年目】産業動物獣医師の初任給を公開します【給料明細】』をご覧ください。
私の簡単なプロフィール(自己紹介)
と、その前に、給与に影響を及ぼす可能性がある情報として、
- 2020年卒
- 年齢:20歳後半
- 性別:男
- 勤務地:北海道
- 労働形態:勤務医(サラリーマン)
- 職種:産業動物臨床獣医師(主に乳牛)
となっています。
その他の詳しいことは、『【プロフィール】なぜ産業動物獣医師の私がブログを書いているのか?』という記事をお読みください。
1年目10月頃から当番手当と急患対応(残業代)が発生
就職してから、最初の6ヶ月ほどは、夜間当番もなく、残業等もありませんでした。
そして10月頃から夜間当番に入るようになり、当番手当が入るようになりました(当番手当は急患がなくてももらえる)。
大体産業動物獣医師の場合、夜間当番に入ると2,000〜8,000円程度の手当がもらえるところが多いようです。
また夜間当番時に急患で往診依頼を受けた場合には、急患対応でかかった時間の分、残業代としてもらえるようになり、給与が増えました。
毎年、11月から3月までの5カ月間は寒冷地手当(燃料費)が加算される
北海道などの一部の寒冷地では、冬場に灯油代として、寒冷地手当が給与にプラスされて支給されます。
『北海道の一人暮らしで寒冷地手当っていくらあれば足りる?相場はいくら?』という記事では、寒冷地手当に関して、詳しく説明しているので、ぜひお読みください。
新卒獣医師の時給はいくら?獣医師の時間単価は…
私の場合、基本給を労働時間で割って時間単価を算出すると、およそ時給1,900円となりました。
また時間外労働をした場合には、およそ時給2,400〜2,800円(時間帯により異なるため)となりました。
これは額面での話なので、手取りに換算すればこれより低くなります。
『北海道の産業動物獣医師の1年目の年収はおよそ○○○万円でした!獣医師の仕事する上で大切なことは?』という記事では、1年目の年収について、まとめているのでご覧ください。
北海道の産業動物獣医師の賞与(ボーナス)について
『【新卒/1年目】産業動物獣医師の初ボーナス(賞与)を公開します【給与明細/年収】』には、初めていただいたボーナスに書いていますので、ぜひお読みください。
『年収に影響大!産業動物獣医師のボーナス(賞与)っていくらもらえる?』では、産業動物獣医師のボーナスの推移を公開しています。
獣医師の年収は高くないが、仕事はやりがいがある
ここまで私一個人の給与について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
給与が低いと感じた人も、意外と高いと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私の体感としては、仕事の内容に対して、給与面はそれほどよくないと思っていますが、仕事内容はやりがいがあり、楽しく仕事ができています。
給与面は、仕事を選ぶ上での判断基準として大きなウエイトを占めると思います。
獣医師になりたい人、獣医学生のみなさんにとって、将来を考える一つとなれば幸いです。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
『【資産形成/株式投資】30歳サラリーマンで金融資産1000万円に到達しました!』では、金融資産1000万を突破したことについて書いています。
この他にも、『【獣医師の1年目】新人獣医師は忙しくて大変?研修医はきつい?【新人獣医師の1日】』では、新人獣医師の1年目がどんな感じか書いていますのでぜひお読みください。
また、『【新人獣医師・獣医学生必見】産業動物臨床獣医師におすすめの専門書/参考書【乳牛の勉強】』では、おすすめの参考書を紹介しています。