もうすぐオープンキャンパスの季節になりますね。
そういえば、昔、オープンキャンパスでアルバイトをしていたときに、今社会人で獣医を目指しているという方がいました。
なかなかネットでも獣医学部の受験情報はないらしく、本人は社会人で年齢がいっていることが一番の懸念材料だった様子でした。
現在、コロナウイルスのためオープンキャンパスも中止にしている大学もあり、受験生は生の情報を手に入れることが難しくなっていると思います。
そこで今回は、
- 獣医学部受験に年齢は関係あるのか?
- 獣医学科における、多浪生や30代・40代の割合は?
- 充実した獣医学生生活を送れている人の特徴は?
- 就職はそれほど年齢を気にする必要はない?
ということについて、お伝えしたいと思います。
獣医師を目指されている人の参考になれば幸いです。
私は現在、北海道で産業動物獣医師として働いております。
詳しくは、『【プロフィール】就職で北海道に!とんでもない田舎だった…』をお読みください。
獣医学部は学士編入廃止傾向に!一般入試がメインに!
社会人から獣医学部を目指される方は、一度は学士編入を考えられると思いますが、多くの獣医学部では学士編入は廃止される傾向にあります。
現在、学士編入は、一部の私立大学に限り募集している状況です。
となると、ほとんどの再受験生の受験方式に一般入試となります。
一般入試は現役生、浪人生関わらず、小論文や面接のない大学では学力のみで決まります。
年齢は関係ありません。
現在、獣医学部に合格するためには、単純に合格できるための学力をつけなければいけないということになります。
獣医学科には3浪、4浪などの多浪生や30代、40代の学生も珍しくない!
年齢を気にしている再受験生も少なくないように感じますが、年齢を気にしているのは本人だけだと思っていいです。
周りの学生は年齢がいっていてもそれほど気にしていません。
なぜなら、獣医学科には多浪をしている学生や、30代、40代という人も少なくないので、他の学科に比べて、その点はそれほど気にしなくて良いと思います。
私の通っていた大学でも4浪している人もいましたし、30代・40代の方も数人いらっしゃいました。
そして現役生の方が少なく、大半の獣医学生は浪人を経験しています。
多浪生や再受験生の割合はどの大学でも1割程度はいると思います。
充実した獣医学生生活を送れている人の特徴は?
充実した学生生活を送るためには広い交友関係を持つ必要はありませんが、それでも一人は避けた方がいいです。
多浪生や再受験生は他の学生より留年率が少し高い
残念ながら多浪生や再受験生は、他の学生より留年率が少し高い傾向にあります。
学業が優秀な人と少し出来の悪い人の両極端であるように感じます。
大学の定期テストも獣医国家試験も情報が命!
多浪生や再受験生が留年率が少し高いというのは、やはり勉強を効率よくできていないからだと思います。
正直、大学の定期テストも獣医師国家試験もほとんど過去問や使用する資料が一番大切で、それを手に入れること自体が勉強の半分を占めると言っても過言ではないと思います。
多浪生でも再受験生でも周りに溶け込んで交友関係の多い人は、そう言った情報を手に入れることができるため、テストなども問題なくパスできている印象です。
獣医師なら就職活動でそれほど年齢は問題ではない
6年間大学に通い、獣医師国家試験に合格し、獣医師免許を取得することになります。
獣医大学に合格してから獣医師免許を取得するまでに6年という年月を要するため、例えば30代で大学に入学しても取得時には40歳近くなります。
40歳で働けるところはあるのか気になる人もいるかと思いますが、就職先にはあまり困らないと思います。
もちろん一部の企業などでは年齢制限はありますが。
実際に、私の働いているところでも40代で入った先生もいらっしゃいます。
多浪生や再受験生であれば大学生活やその先の就職活動のことも気になるかとは思いますが、何よりまず獣医大学に入学できる学力とそれに通うための費用の捻出が一番の課題になると思います。
本人が諦めなければ、獣医になるのに遅すぎるということはないと思います。
これから目指される方は勉強頑張ってください。応援しています。
ここまで簡単にですが、獣医師を目指される方の参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。